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【S17使用構築その1】単純明快ヤミアスドラン【最高・最終2009】

初めましてこんにちは。みそかです。
ポケモンORASシングルレートS17において、目標にしていたレート2000に初めて到達することができたため、記念にTNみっさんで使用した構築をここに記しておきます。

1.パーティコンセプト

「そもそも初心者かつ経験値も足りない自分がレートを上げるためにはどうすれば良いか?」

と考えたところ、

環境上位のポケモン(ガルガブゲンなど)をメタり、尚且つ彼らを使用すること。」

という単純な思考に思い当たった。
そこでガルガブゲン辺りへの牽制能力が高いヤミラミを採用し、ヤミラミが苦手な範囲を補うべく、いわゆるテンプレの並びとなるラティアスヒードランを採用した。

【参考資料】

・へるぴん さん
無断リンクなので申し立てあればツイッターの方に一言頂けると幸いです。


裏メガ枠としては、ヤミラミが出しにくいPTと遭遇した場合に選出するガルーラを採用。
残りの2匹は、対面寄りのガルーラ軸、サイクル寄りのヤミラミ軸、どちらの選出にも自然に組み込むことのできる、ガブリアスと化身ボルトロスを採用した。
コンセプトはヤミラミを出して勝ちにいくという単純なものであるが、その周りをスペックの高いポケモンで固めることによって、そこそこ柔軟な選出をすることが可能になった。

2.パーティ全体の並び


みんなかわいい。

ヤミラミ@ナイト 腕白 悪戯心 イカサマ/不意打ち/鬼火/自己再生

ラティアス@眼鏡 控えめ 浮遊 流星群/サイコキネシス/波乗り/トリック           

ヒードラン@残飯 控えめ 貰い火 マグマストーム/鬼火/挑発/守る

ボルトロス@オボン 図太い 悪戯心 ボルトチェンジ/めざ氷/草結び/電磁波

ガブリアス@襷 陽気 鮫肌 逆鱗/地震/岩石封じ/剣の舞  

ガルーラ@ナイト 陽気 肝っ玉 猫騙し/捨て身タックル/冷凍パンチ/地震

3.個別解説

ヤミラミヤミラミナイト
性格 腕白 特性 悪戯心→マジックミラー

157(252)-95(0)-138(244)-×-87(12)-70(0)
→157-105-193-×-137-40

鬼火/イカサマ/不意打ち/自己再生

大体のガルゲンに強い、このパーティにおける頼りない物理受け。ステロ展開や相手の状態異常技を牽制しながらサイクルの中で鬼火を撒いていく。技構成はスタンダードな4つ。特に不意打ちは、鬼火を入れた相手に対して、後攻再生→不意打ちで体力を温存したまま処理をすることができて便利だった。またH167-B101メガゲンガーに対して、96~114ダメージとそこそこの火力が出る。ラティオスも同様、等倍であればゲッコウガウルガモスなども、相手の体力次第ではあるが不意打ちで縛ることが出来る。マジミラと不意打ちの相性も抜群。しかしながら、流石に認知され過ぎたからか不意打ちに対する警戒の度合いも高く、身代わりをはってくるゲンガーや、交代で不意打ちをスカしてくるという行動をとられることが多かったため、鬼火やイカサマを強気に選択する場合もあった。鬼火も同様、火傷を嫌った物理は裏の炎に引くことがほとんどであり、安易な技選択が出来ない難しさがあった。

ただ、このポケモンを使う上で一番難しかったのが進化するタイミングだった。メガしなければ耐久が心もとなく、変化技も通してしまうため、早めに進化させてサイクルに参加させたいが、先制で鬼火・自己再生がうてるという強みを失ってしまうのも痛い。出し惜しみするのは違うので、迷ったら進化するようにしていたが、ガルーラ対面(素猫からの引きが多い)やガブリアス対面(次のサイクルで上から鬼火・再生をうちたい)などの分かりやすい場面では進化しないようにしていた。

毒ボルトやピロゲン、やっかいなステロ展開はそこそこ多かったので、それらの構築には優位に立ちまわることができたが、冷bや空元気を所持しているガルーラがそれ以上に多く苦戦を強いられる試合が多かった。このポケモンの特性上、上から殴られることによる追加効果の発生や急所への被弾、更には鬼火の外しがもたらす負けは仕方がないことであり、受け入れていた(実際キレていたけども)。ホントに勝ちたいならゲンガー使いましょう^^

ラティアス@こだわり眼鏡
性格 控えめ 特性 浮遊

183(220)-x-110-177(248)-151(4)-135(36) ※C個体値30

流星群/サイコキネシス/波乗り/トリック

ヤミラミが隙を見せてしまうボルトロスバシャーモに後投げし、通りの良いエスパー技や竜技で相手のサイクル崩壊を狙っていくことができるポケモン

H184-D105ボルトに対しては流星群で確定がとれるものの、後続の起点になることを恐れてサイキネを選択することが多かった。またHB方面ではA233メガバシャの剣舞飛び膝蹴りを最高乱数以外で耐え、HD方面ではC145化身ボルトのめざ氷が乱数4発など、信頼できる耐久を持っており、サイクルに参加させやすかった。またC222メガゲンのシャドボは134~158ダメージに収まるため、最悪ゲンガーとも打ち合えるという強みをもつ。

非常に扱いやすく、ヤミラミ軸・ガルーラ軸、どちらの選出に組み入れても腐りにくかったが、役割が多いため過労死することが多かったため、HP管理には最大限の注意を払う必要があった。初手ラティやトリックは意外と読まれない^-^

ヒードラン@食べ残し
性格 控えめ 特性 貰い火

193(212)-x-127(4)-165-132(72)-125(220)

マグマストーム/鬼火/挑発/守る

ここまでで重いクチートニンフィアギルガルドナットレイなどに代表される、フェアリーや鋼にめっぽう強いポケモン

残飯効率を意識したH16n+1、Sは最速60族抜き抜きで遅いガルーラには上から技をうつこともできる。余りはBとDに振り分けた。火炎放射でメガクチートに確定をとれるまでCを伸ばすのがテンプレの調整ではあるが、

「専用技がある以上、使わないのはもったいなくないか?」

という理由からマグマストームを採用した。控えめの火力と拘束ダメージは馬鹿にならず、対策をほぼ切っている受けルに対しても、マグスト挑発でラッキーを完封してワンチャンつかむことが出来たので、当てれば非常に強い技だと感じた。この構築は拘っていないガブが重く、クチートなどに後投げして裏のガブに鬼火を入れればその後の展開が非常に楽になるため、ヤミラミ以上に鬼火の外しが許されなかった。挑発は瞑想ニンフを見るのに必須であるが、死に際にスイクンやボルトにうって安定した勝ち筋を拾うことが出来たので有用性のある技だった。ややピンポイントな選出にはなるが出した時はその活躍を見せてくれる可愛いゴキブリ。(大地欲しい・・・)

こっからは簡潔に

化身ボルトロス@オボンのみ
性格 図太い 特性 悪戯心

184(236)-×-132(236)-145(4)-104(32)-131(0) ※C個体値29、S個体値30

ボルトチェンジ/草結び/めざめるパワー/電磁波

この枠はピクシー、エルフーンマリルリと色々試したが最終的に技範囲や電磁波で、多くのポケモンや並びをごまかせるボルトを採用。技構成は、交換読みなど、サイクルを回すためのボルチェン、氷4倍に刺さるめざ氷、マンムーや草4倍ポケモン達に打つ草結び、そして電磁波の4つ。ボルチェンを採用しているため対面性能が低いので、こいつをラス1に残さないような立ち回りが必要になってくる。

ガブリアス@気合の襷
性格 陽気 特性 鮫肌

183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)

地震/逆鱗/岩石封じ/剣の舞

電気スカし、対リザガモス、エース兼ストッパーとしての襷ガブリアス
ヤミラミのマジミラがステロを抑制するため、襷が残りやすいのがgood。技構成はスタンダードな4つだが、岩石はあまり打たなかったため、相手のサイクルを疲弊させるためのステロでもよかったかもしれない。攻撃的なゴツメとはよく言われたもので、こちらのガルーラと合わせて、相手のガルーラを削りにいくことが多かった。腐りにくく扱いやすい、最強のポケモン


ガルーラ@ガルーラナイト
性格 陽気 特性 肝っ玉→親子愛

181(4)-146(244)-101(4)-×-101(4)-156(252)
→181-176-121-×-121-167

猫騙し/捨て身タックル/冷凍パンチ/地震

つよい。

相手のガルーラに強くでれるよう、最も扱いやすく対面性能の高い最速猫捨て身ガルーラを採用。ドランでは受け辛いサーナイトやサイクル負けしやすいマンダ・クチート軸、単純に辛いサザンドラカイリューなどの高火力竜、その他受けループなどには積極的に選出した。
ガルーラを意識させて物理受けを選出させ、ヤミラミを通していくのが基本だが、相手が選出画面でこちらのヤミラミを意識しすぎるあまり、ガルーラに対する選出が疎かになっている場合も多く、先発にこのガルーラを置き、一気に崩していく試合も少なくなかった。積み技が無いので相手の物理受けを崩せないところがネックだが、それを除いても十分すぎる性能だった。

4.選出・立ち回り

1.ヤミラミ+ラティアス+ボルトorガブ
・・・vsバシャ(ガモス、アロー)スイクンが入っているいわゆる厨パ。ヤミラミが消耗し過ぎないように気をつけると同時に、ヤミラミ以外の対面でガブリアス剣舞されないように細心の注意を図る。剣舞叩きバシャーモはやめてね。

2.ヤミラミ+ラティアス+ガブリアス
・・・vsヘラクレセドラン、ガルクレセドラン。きつい。崩し性能のあるガルーラでないため、クレセリアで完全にストップするガルーラの選出は絶望的。ドランもヤミラミも相手のドランで完全に止まるため、ラティアスの技がロックされていない状態でヘラやクレセと対面させ(ドランは守るがあれば技がロックされるため)、トリック波乗りキネシス流星の択に勝っていく必要がある。サイクルを回す中でガブには鬼火を入れられてしまうため、ガブはクッションのように扱って、ドランの処理を最優先させていく。

3.ガルーラ+@2
・・・vsヤミラミが出しにくいとき。ポリクチや受けルなどにはドラン、バシャ・ミミロップ入りにはボルト・ラティ、マンダ入りにはボルトを出していく。ガルーラを軸においた選出の幅は広い。特筆すべきはミミロップ軸やゲッコウガ入りに当たった場合。この2体は大体先発で来るため、ゲッコウガであれば、初手にガルを合わせて猫を入れた後、ラティかボルトにバック。ミミロップであれば初手にラティかボルトを合わせて猫を受けた後、つり出しでガルーラを場に出していき圧力をかけていく。

低、中速を中心としたサイクルなので範囲の広い高速アタッカーが辛いため、きつい並びにはつり出しを積極的に仕掛けていき、相手のサイクルをいかに早く崩すかということに意識をおいて戦った。害悪パに対してはどう出してたか忘れました。

5.最後に


              
S15からダラッとレートを始めた自分は、いつだったか、

ポケモン強くなりたいなら生放送を始めるのも1つの手。」

という考えを耳にしてS16から放送を通してレートと関わってきました。その結果、ポケモンORASレート環境が終わってしまうこのS17において,放送中にレート2000を初めて達成することが出来ました。決して高いレートではありませんが、別のROMでも違う構築を使い(もしかしたら書きます)、こっちよりも少し上のレートに到達することが出来たので、自分的には十分な成果だと思います。
放送に足を運んで下さった方々、自分と今期対戦して下さった方々、本当にありがとうございました。もう少し早くレート対戦を知っていれば・・・と心残りはありますが、自分はこのORAS最終シーズンを心から楽しむことが出来たと思います(⌒-⌒)
新作も購入予定ですので、またSMでお会いしましょう。

長くなりましたが今回の記事はここまでとなります。お付き合いいただきありがとうございました。