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好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ

俺的アクション映画10選

何かと鬱憤がたまるこのご時世、現代社会を生きる人々にとってストレスとの上手な付き合い方は永遠の課題だろう。そこで今回は、そんな苛々やストレスの解消にピッタリなアクション映画をテーマに取り上げる。王道かつ誰にでもおススメできるような作品10選だ。


以下順不同。詳細なあらすじはリンク先を参照。

1.ザ・ロック(1996)


脱出不可能な監獄島"アルカトラズ"を舞台にテロリストとの鬼気迫る攻防を描くサスペンスアクション。現代のCGにも劣らない迫力あるアクションとそれを盛り上げる重厚な音楽に痺れること間違いなし。軸となるのは正義を問う人間ドラマ。個性派揃いの名優が演じる登場人物は三者三葉で、それぞれが戦いに抱く信念とその行動に胸を打たれる。古き良きアクション映画の金字塔。

2.マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)


第88回アカデミー賞で数々の部門を受賞した、最狂世紀末アクション。爆炎、暴力、派手なガジェットにキャラクター...。そこに合わさるエレクトロニックな曲が視聴者をディストピアへ引きずり込む。あとはもう何の説明もいらず、作品が放つ迫力にただただ身を任せるだけで良い。邦題のサブタイでめちゃくちゃ損してるのが唯一残念なところ。

3.007 カジノ・ロワイヤル(2006)


本作を傑作たらしめているのは、6代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグの洗練された色気ある演技だ。手に汗握るアクションやカジノでの緊迫した駆け引きには泥臭さやスマートさが入り乱れているものの、一貫してカッコいいボンドの姿が映し出されており、予測不可能なストーリー展開も相まって飽きることがない。そして極めつけは最高の演出のラストシーン。初見では鳥肌が立つこと必至だろう。ノー・タイム・トゥ・ダイの公開が楽しみ。

4.96時間(2008)


強い父親が娘を助けに奔走する。ただそれだけ、ただそれだけなのだが、無駄のないテンポと爽快なアクションが見る者の心を魅了する。素晴らしい娯楽作品。

5.ボーン・アルティメイタム(2007)


記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンを主人公としたシリーズの第3作目。シリーズ特有のシリアスなムードはもちろん引き継ぎつつ、疾走感あふれるアクションシーンは格段にパワーアップ。目まぐるしく切り替わるカットの中繰り広げられる追走劇は素晴らしく、他のアクション映画が退屈に思えるほど。単体でも面白いが、前2作を鑑賞のうえで視聴した方がベター。

6.ジョン・ウィック:パラベラム(2019)


キアヌ・リーブス演じる、伝説の殺し屋の復讐劇を描くシリーズ3作目。見どころはシリーズを経るごとにアップデートされていく豊富な殺人のバリエーションの数々で、今作ではもはやそれが芸術の域に達している。アクションのアイデアとキアヌの体力が尽きない限り、このシリーズは続くのではないだろうか。最初から最後までノンストップの戦闘シーンが繰り広げられるため、知能指数を下げて映画を見たいという人におススメ。

7.ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)


大人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズの第7作目。華麗な肉弾戦や車がぶっ飛ぶド派手なカーアクションは瞬き不可能で、視聴者の理性までもぶっ飛ばす。更にジェイソン・ステイサムが最強の敵として出演するのだから、もう面白くないはずがない。ただ何よりも本作を語るうえで欠かせないのは、ブライアンを演じた故ポール・ウォーカーに捧ぐ粋過ぎるあの演出。ワイスピをよく知らない人も必見の、紛うことなきシリーズ最高傑作。

8.イコライザー(2014)


表向きはホームセンターで働く真面目な従業員。しかしその裏の顔は正義を執行する凄腕の殺人マシーンだった...。主人公が容赦なく悪を打ちのめしていく姿は惚れ惚れするほどスマートで美しい。ド派手なアクションはなく、展開も単純明快なのだが、デンゼル・ワシントンの演技とキャラクター描写が物語に深みを出している。理屈抜きに楽しめる、勧善懲悪ものの大傑作。

9.ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)


世界的に有名なスパイアクション映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの第6作目。騙し騙される、シリーズ愛の詰まった怒涛のストーリーと、CGやスタントを極限まで抑えた不可能を超えるアクションの連続は、視聴者に一瞬たりとも息つく暇を与えない。大興奮の今作は、劇場で見てこそエンターテイメントの臨界点を突破するのだが、今となってはその刺激を共有できないのが本当に無念だ。トム・クルーズが注ぐアクションの情熱に満ち溢れた、圧巻の超大作。

10.ダイ・ハード(1988)


「地上40階!超高層ビルは戦場と化した!」

原点にして頂点。結局ダイハード。練りこまれたシナリオ、小気味良い言い回しの数々、キャラが立つ登場人物たち、スリリングなアクション...何をとっても文句の付けようがないほど素晴らしい。時代を超えても色あせない不朽の名作。


以上10作、みる者を虜にし、日常を忘れさせてくれるおススメの作品を取り上げてみた。もちろんこの他にも、面白いアクション映画は数多く存在する。ぜひその目で見て、感じて、素晴らしさを味わってほしい。アクション映画の魅力とは、いくら言葉を紡いでも語り尽くせるものではないのだから。

 

 

 

俺的平成ミステリ10選

「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」etc... 秋といえば様々な楽しみがある。

 また、肌寒さが増してきて、日が落ちるのが早くなってきた今日この頃、夜の楽しみも増えてくる。好きな本をそばに置き、ゆっくり読書を楽しみながら秋の夜長を過ごす—なんてのも良いだろう。

 そこで今回は、令和初の読書の秋ということに因んで、私が選んだ平成ミステリのおすすめ作品10冊を簡単に紹介したい。平成が終わり新しい時代を迎えた今、本に触れ、ミステリに親しんでみたいという方の参考になれば幸いだ。


以下、刊行順に紹介していく。あらすじはリンク先を参照。

1.一の悲劇/法月 綸太郎


一の悲劇 (ノン・ポシェット)

一の悲劇 (ノン・ポシェット)

 「名探偵・法月綸太郎」シリーズの第四作目。本作の一番の魅力は被害者の父親視点で進行する緊迫感溢れたストーリー展開だろう。誘拐殺人事件に複雑な人間関係が絡み合い、後半の二転三転する推理劇にも目が離せない。ちなみに2016年にドラマ化もされている。サスペンスフルかつ端正な、誘拐ミステリの傑作。

2.双頭の悪魔/有栖川 有栖


双頭の悪魔 (創元推理文庫)

双頭の悪魔 (創元推理文庫)

 「学生アリス」シリーズの三作目にて作者の代表作。アリスとマリアの二人の視点が交互に切り替わり、クローズドサークルの内外で二つの謎解きが同時並行で進んでいくという構成はテンポが良く、シリーズ特有の青春要素も相まって非常に読み易い。更に本書では、「読者への挑戦」が三度も挿入されているという点が何とも秀逸。それによって読者は謎を整理でき、物語はより加速していく。緻密な論理、重層的なトリック、そして全ての謎が解き明かされる怒涛の解答編、まさに本格推理小説と呼ぶにふさわしい文句なしの傑作ミステリ。

3.殺戮に至る病/我孫子 武丸


殺戮にいたる病 (講談社文庫)

殺戮にいたる病 (講談社文庫)

 名作ミステリとして有名な本書であるが、読了時、当時中学生だった自分が受けた衝撃があまりにも大きかったのでピックアップ。猟奇的な描写は読み手を選ぶものの、この驚愕を味わわないのは勿体ない。綿密に練られたプロットと描写が読者を混迷の淵へと誘う至極の名作。

4.眩暈/島田 荘司


眩暈 (講談社文庫)

眩暈 (講談社文庫)

 「名探偵・御手洗潔」シリーズの第六長編。冒頭、奇怪な手記によって大きな謎が提示され幕を開けるこの物語はミステリとしてかなり異色。しかし、それこそが本書に仕掛けられた最大の魅力であり、次々に展開される悪夢を天才御手洗が現実のものとして再構築していく過程はやはり秀逸。現実と幻想とが交錯し、ページをめくる度に「眩暈」を引き起こしそうになる本書は、決して島田作品のベストでこそないものの、脳裏に強く刻まれるような勢いある傑作の一つだろう。

5.絡新婦の理/京極 夏彦


文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

文庫版 絡新婦の理 (講談社文庫)

 「京極堂」シリーズの第五作目にして最も長く、厚く、複雑で、かつ美しい作品。目潰し魔、女学院での呪いの儀式、そして房総の蜘蛛の巣屋敷で起こる事件、惨劇の中心に巣食う蜘蛛は誰か。多くの謎が複雑に関係しながらゆっくりと絡み合い、蜘蛛の糸に手繰られるように一つの線へと収束していく様は天晴としか言いようがない。練りに練られた構成美、歴史・宗教・哲学に関する凄まじい知識と筆致、そして二転三転する憑物落としの果てに待ち受ける至上のカタルシス...。ミステリーという枠組みにはとても収まりきらない究極の一冊。

6.鴉/麻耶 雄嵩


鴉 (幻冬舎文庫)

鴉 (幻冬舎文庫)

 「"銘"探偵・メルカトル鮎」シリーズの第三作目であり麻耶雄嵩の代表作の一つ。弟の死の真相を追い求める主人公、外界から隔絶された集落、そこで信仰される絶対的な神、やがて起きる連続殺人。ミステリとしてはありがちな設定ではあるものの、ただでは終わってくれないのが本書の魅力であり、賛否が分かれる点でもある。正統派かと問われれば際どいところだが、銘探偵のたった一言で世界が崩れ去る快感を得られる本作は、正しく麻耶雄嵩にしか紡げない唯一無二の傑作だ。

7.首無の如き祟るもの/三津田 信三


首無の如き祟るもの (講談社文庫)

首無の如き祟るもの (講談社文庫)

 「刀城言耶」シリーズの第三長編にして作者の最高傑作。因習に支配された旧家、不気味な伝承、そして連続する首無し殺人。ミステリ好きが狂喜乱舞する舞台がこれでもかとばかりに整えられていて、かつそれがトリックやミスリードと完璧に連動しており何とも見事。加えて、終盤、「たった一つのある事実」から複雑怪奇に思われた謎の数々が一気に氷解していく構図や、ラストの息つく暇もないどんでん返しの連発はとても鮮やかで、読み進むにつれてページを繰る手が止まらなくなること必至である。ホラーとミステリの要素が終始上手く絡み合ってもたらされる驚愕の真実とカタルシスは並の傑作では生み出し得ない。これこそ、ミステリ史に燦然と輝く「首無し屍体もの」の金字塔である。

8.『アリス・ミラー城』殺人事件/北山 猛邦


『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)

『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)

 孤島に佇む奇妙な『アリス・ミラー城』に集められた探偵たち。やがて引き起こされる連続殺人の果てに待ち受ける真実とは。顔の無い死体、見立て殺人、密室、クローズドサークルと、所謂ミステリにおけるお約束や定番がギッシリと詰め込まれた作風は、王道であるからこそシンプルにワクワクさせられる仕上がり。だがやはり、本書の最大の核心は何といってもこの物語の恐るべき真相にある。物語の最後の最後、事件に秘められた真意が明らかになったとき、読者はそれに驚愕するとともにある種の戦慄さえ覚えることになるだろう。大胆不敵な仕掛けと巧妙な筆致に見事に踊らされる必読の傑作ミステリ。

9.アルバトロスは羽ばたかない/七河 迦南


 児童養護施設「七海学園」を舞台にしたミステリシリーズの二作目。本書は高校で発生した転落事件の真相解明を主軸として、その事件の手掛かりとなるような学園での謎が合間合間に挿入されていくという構成。間に挟まれる4つのエピソードは全編を貫く鍵になるという点で重要だが、その中身はどれも秀逸で、内面に深く暗い闇を持つ子供たちとそれに寄り添う大人たちの関係に強く心打たれる。そして終盤に明かされる予想外の真相。それは世界を瓦解させるほどの衝撃を備え、強烈な痛みを読者にもたらすものだった。少年少女の危うさや不安、純粋さや希望ある未来...。切なくも優しい、透明感ある世界が瑞々しく描かれた本書は、超傑作ミステリであると同時に、一つの小説として素晴らしいまとまりをみせており、涙なしで読み切ることは不可能だろう。

 気になった人は、ぜひ一作目の『七つの海を照らす星』を読んでから本作を読んでほしい(私はいきなり本作から入って酷く後悔したので)。

10.ジェリーフィッシュは凍らない/市川 憂人


ジェリーフィッシュは凍らない

ジェリーフィッシュは凍らない

  特殊技術で開発されたクラゲ型飛行船「ジェリーフィッシュ」の飛行試験中、閉鎖空間で起こる連続殺人。21世紀版「そして誰もいなくなった」と謳われる本作は、天空の密室で起きる事件と外界での推理、犯人目線で描かれる幕間が繋がって徐々に真相が明らかになっていくというプロットをとっているのだが、それが非常に効果的で、読者を物語に夢中にさせる。 また、本書の筋となるトリックにマッチする未知の飛行艇を活かした緻密な構想が、随所に描かれる抒情的な人間ドラマと結び付き、ミステリ要素に大きな深みを持たせているのも素晴らしい。 魅力溢れるキャラクターや精緻を極めた構成、そして幻想的な世界観に心を奪われる新本格ミステリの大傑作。


  以上10作、ベストでこそないものの胸を張っておススメできるミステリをピックアップしてみた。

 ところで、今年の春にTwitterで行われた「平成ミステリアンケート」という企画で平成の30年間に限定したミステリのランキングが発表された。選出されている作品はその順位に違わぬ傑作ばかりなので、ミステリ小説を買う際はこちらを参考にするのも良いかもしれない。

togetter.com

 平成が終わり、令和初の秋を迎えた今だからこそ、ミステリを手に取り、読書を楽しんでみてはいかがだろう。作品がもたらしてくれるスリルや興奮、そして謎が解き明かされた時の驚きや爽快感は何物にも代え難く、きっとあなたにまだ見たことのない世界を見せてくれるはずだ。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』感想~MCUの歴史をここにみた

※注意!本記事には『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています!

 

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「ああ...終わってしまった...」

 

 2019年4月26日、アベンジャーズ/エンドゲーム』を鑑賞し、座席を立ち上がると同時にこの言葉を自然と口にした私の表情はどこか寂しく、それでいて嬉しそうで、なんとも言えない満足感に満ち溢れていたように思われる。

 本作は約10年をかけて制作されたMCU(Marvel Cinematic Universe映画の1つの締めくくりであり、2008年の『アイアンマン』から前作の『キャプテン・マーベル』までの21作品に渡って展開された"インフィニティ・サーガ"の実質の完結編となる。*1

 

 MCUは世界で最も大きな興行的成功を収めている映画シリーズであるが、これほどの創造性や資金、そして人々の愛を詰め込んで織り成された大作はこれまでに存在しなかっただろうし、今後映画というメディアを舞台にMCUを超える企画が立ち上がることも想像し難い。それゆえに私は今、このユニバースが展開される時代に生まれ、リアルタイムで一連の作品群を劇場で追い続けてこれたことを何よりの幸せに思う。

 その幸せが本作『エンドゲーム』では「感謝」に変化する。本編公開に伴い、Twitterを埋め尽くしたのは

 #ありがとうアベンジャーズ  #ThankYouAvengers

とのハッシュタグであったように、本作を鑑賞した人々は口を揃えて「ありがとう」と言うのである。10年という期間を長いと感じるか短いと感じるかは人それぞれであるが、老若男女問わずその年月は各々の人生にとって重要な意味をもつはずだ。『キャプテン・アメリカ』に勇気づけられたり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に笑顔を貰ったり、『ブラックパンサー』に悲哀を感じたり、アベンジャーズを追い続け、ともに成長の日々を歩んできた人々にとってはMCU「人生」そのものに感じられるだろう。

 

 他方で、ファンがMCUを選択し追い求めてきたのと同時に、MCUもファンを選び続け、長年に渡り彼らによって支えられてきたという事実も重要である。本作『エンドゲーム』はMCU自身が誇りに思う自慢のファンへの「感謝」が溢れ返るほどに詰め込まれた作品として完成されていた。何年も前に鑑賞したあの映画の舞台や設定が交錯し、あのヒーローとあのヒーローが共闘して見たことのない掛け合いや誰もが待ち望んだお決まりの台詞がスクリーン上に映し出される。そう、『エンドゲーム』はMCU「歴史」をそっくりそのまま3時間の物語に落とし込んだのである。その結果、我々はどうしようもなく胸が熱くなり、劇場で思わず叫びたくなるほどの感無量の喜びに打ち震えることになる。そして物語の歴史そのものを舞台にした映画に観客は「感謝」を見出し、自分がMCUとともに過ごした10年間の人生までをも回顧する至上の瞬間を迎えるのだ。

 

 この「歴史」についてもう少し言及するためには、本作の物語のキーとなる「インフィニティ・ストーン回収のためのタイムトラベル」について触れる必要があるだろう。本作では過去への渡航を通じ『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』や『アベンジャーズ』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などの舞台に初期メンバー含むヒーローたちが降り立つことで、視聴者がダイレクトにMCUの主題である「クロスオーバー」を体験し感動を味わうことができる。バナーとエンシェント・ワンとの交渉、母と邂逅するソー、トニーとハワードの再会など興奮の展開を挙げれば後を絶たないが、スティーブが痴漢エレベーターを華麗に攻略する件や機械コンビがRedboneの"Come and Get Your Love"に合わせて踊るクイルを発見する場面は劇場でみてニヤニヤが止まらなかっただけに一際印象深い。

 

 もっとも、我々がこの過去作の再展開に感動を覚えるのは自らがMCUのファンであるという「誇り」を抱いているからだ。更に具体的に言えば、その誇りとはMCUの歴史を追いかけ、愛してきたという誇りである。例えば「このシーン知ってる!」「この人、きっとあいつだよ!」「ここでこのキャラクターにそのセリフを言わせるの!?」など、『エンドゲーム』はこの誇りに基づくファンの心の声を刺激し感動を引き出すのが非常に巧妙である。10年に渡ってファンに選択・信頼され、逆にそのようなファンを「選び、信頼してきた」MCUだからこそ、『エンドゲーム』という、MCUの歴史の幕切れとファンの10年間の歩みとを重ね合わせるような映画を作り上げることができたのだろう。

 

 さて、家族を失ったバートン、サムの遺志を継ぐスティーブ、つかの間の幸せを享受するトニー、過去から逃避するソー、バナーとハルクのその後、そしてナターシャの死など、その他にも言及すべき人物やシーン、重要な展開がいくつもあるが、全てに言及していてはキリがないのでそれらは割愛し、以下では本作のクライマックスについて触れることにする。

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 過去から強襲するサノスに立ち向かうBIG3。しかし、ストーンはなくとも戦闘力・知力・精神力・技術力、どれをとっても最強クラスの能力を持つサノスに彼らは圧倒される。ムジョルニアを操り抵抗するキャップもシールドを割られ絶体絶命の状況に陥るがそれでも彼は立ち上がる。そんな中でどこからか入る無線からは聞き覚えのある声が。

「...On your left」

 大空を自由に飛び回るあのサイドキックの復活が仄めかす「アベンジ」の興奮、そしてオレンジに光輝くポータルから現れた陛下らワカンダ3人組のかっこよさたるや、ただただ筆舌に尽くし難い。彼らを筆頭にガーディアンズが、スパイダーマンやワンダが、ミスティック・アーツの魔術師たちやアスガーディアンズが、その他大勢のヒーローたちが一堂に会していく。ここで集合しているひとりひとりのヒーローがそれぞれの映画で多くの世界を救ってきたのだ。そして満を持してキャップの口から放たれる

「AVENGERS.................................................Assemble.」

 これまでの21作品、そして本作における全てのシーンはキャップのこの号令のためにあったと言っても過言ではない。4年前の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で惜しくも聞けなかったこの台詞。1年前の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では完全にアッセンブル出来なかったために聞けなかったこの台詞。最後の最後で全世界の人々がこのセリフを聞けることを分かっていた、期待していた、信じていた、確信していた、なのにいざその瞬間を目の当たりにすると感極まってしまう。どうしようもないほどに胸が熱くなり、魂の叫びをあげたくなってしまう。10年に渡る「歴史」こそが私たちの感情を爆発させたのだ。こうして、誰もが待ち望んだこのセリフを『エンドゲーム』は最高のお膳立てをもってこの世に解き放ち、至上のカタルシスを生むことに成功したのである。

 

 死闘の末、サノスを倒し世界を救ったアベンジャーズ。しかしゲームの終結は大きな代償を伴うものだった。命を賭して世界を救おうとしたヘイムダル、ロキ、ヴィジョンはもう戻らない。ソウルストーンに命を捧げたクイルが愛するガモーラも、家族(=アベンジャーズ)のために犠牲となったナターシャも帰ってこない。そして世界はアイアンマンを失い、スティーブはキャプテンであることから退いた。

「ああ...本当にこれで"終わり"なんだ...」

 あのメンバーで結成されるアベンジャーズは二度と帰ってくることはない。二度と結成されないのだ。トニーの軽口も、スティーブの高潔さも、ナターシャの優しさも、それらに触れることは二度と敵わない。そう、過去を覆すことは不可能なのだ。ヒーローにもいつか終わりがある。しかし、彼らが積み上げてきたものは偉大な「歴史」に刻み込まれ、我々はそれを踏襲し、新たなヒーローや希望とともに現在や未来を創っていく使命がある。『エンドゲーム』はまさにMCUの「歴史」そのものであるがゆえに、確かな「終わり」をもってその重みや尊さを私たちに教え、大きな感動を与えてくれたのだ。

 

 最後に、改めてこの極上のエンターテインメントに巡り合えたことに対する感謝をスタン・リーをはじめとする作品関係者全てに捧げたい。ありがとうアベンジャーズ。そしてお疲れ様でした。

 

 

 

【2019/7/22追記】

2019年7月21日、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の全世界興行収入は『アバター』(2009)を抜いて歴代第1位となった。

この偉大な作品をリアルタイムで楽しめたことを本当に光栄に思う。MCUおめでとう!

 

 

 

*1:フェイズ3最終作は『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』である。

【S8最高2086・最終2004】筋肉バトン∞

【はじめに】
こんにちはみそかです。S8も乙でした。今期も使ってたptをここに記録します。
常体とか敬体とかてきとーなので気にしないで。

参考記事→「サンムーンs6 最高・最終レート2103 全員エースのバシャバトンver2.0」なんか問題あったら消します。
※メガの筋肉バトンの並びはこの記事のがほぼ結論だと思うのでなんか考察みたいな感じ。まあ思ってることの5%も伝えられてないと思う。

【概要】
いつもみたいにメガバシャつかいたい→1メガならバトン以外強さ見いだせない→バトンする際、した後の一番の弊害はミミの存在→メガによる耐久上昇を利用したビルドバトンで自身や後続の数値を上げることで対応(鬼火展開バトンは命中不安のため却下)

バシャカグヤレヒレボルトは確定(メガバシャバトンを主軸にする場合抜く理由がない)。ガブの枠はリザ対策や電気の一貫を切れる駒が良いためアスなどが候補にあがるが結局様々な汎用性を考えてガブに落ち着いた。@1はZもちアシレやレヒレ、雨などを誤魔化すためにミミッキュやカビなどが良い。ミミ→メガゲン→カビと使ったが結局カビが適任だと考え参考記事の並びでほぼ完成されていることを実感した。

【個体紹介】
メガバシャーモ 腕白HB
フレドラ/ビルド/守る/バトン
なつかしの筋肉バンドリのやつ。Hぶっぱ1加速最速ゲッコ抜き残りB。
7世代では馬車の減少でビルドをみてもその後の展開を予想できてないような人がまあまあいた。

ガブ@ラム 陽気AS
ラクロ/地震/炎牙/剣舞
カバリザのカバが出てくるタイミングでビルドして次バトンからこいつ出してカバリザ56す。
あとはアスドランブルドヒ受けル初手ガッサとかに出す。ドラクロは逆鱗でいい。

カグヤ@イアのみ 腕白HBD
ヘビボン/放射/やどりぎ/身代わり
ミミの+2霊Zとか特化眼鏡テテフのフィールドサイキネとかで木の実発動する有名な奴。
バトンして3加速くらいしたら最強。

ヒレ@水Z 控えめCS
ドロポン/ムンフォ/こごかぜ/瞑想
リザのソラビ耐え程度まで少しHふってるアレ。初手においてバシャが有利なポケモンを誘いバトン展開につなげる役割もある。

レボルト@ウイのみ 控えめ色々調整
10万/めざ氷/気合玉/悪だくみ
ゲッコの珠れいb、水Z耐え、レボルトのめざ氷2耐え
B方面は特化ミミZを7割で耐えとかまあまあ甘えてるがそもそもバトンしてたらビルド積んでるやろとか意地特化ミミZなんかそうそう当たんねーだろとかいろいろ考えた自慢の調整。
50レベの実数値忘れたけど聞かれたら調べる。


@1は
HABミミ@霊Z 剣舞3ウェポン→ほろゲン→カビゴン@バンジといった感じに推移。

特殊水に対してサイクルを回したりバトン先がつぶされたりした後に強引に切り返すためにはカビゴンがやはり最適。調整は有名なるどるふさんの奴で炎p採用。

【まとめ】
いけると思ってたくせに2100のれなかったのがただただ悔しい。型ばれに非常に弱いが使いこなせば割と誰でも2100↑には乗れると思っている部類の構築だと思っていただけに情けない。見てくれた方はご存知の通り最終日2000から配信始めて2000後半から叩き落されてもまた這い上がれるくらい戦えてたが2100チャレ失敗してから連敗が続き萎えて死んだ。特に瞑想身代わり電気Zコケコみたいのに誰も勝てないのがやばかった。ガブぶつけてもマンダやカバに引かれて乙だし、せめてカビのサブウェポンを地震に変え、初手でなんとかコケコにぶつけるなどして対応すべきだった。
配信見てくれてる人は分かると思うけど一気に試合数こなして駆け上がろうとするとプレミや自爆につながる行動が増える印象。そこらへんのこと考えると前期みたいに早いとこ2ROM2000のせてそっからチキンレースできる体制つくるべきだった。反省。
あと前期も思ったけどこういう風に記事書いても考えてること1割も伝えられないから配信とかみてもらえるのが一番いいなって。まあ就活とかでS9以降どうなるか分かんないんですけど。なんにせよこの悔しさを忘れずにまだポケモン続けていきたいのでよろしくお願いします。

P.S.アベンジャーズ /インフィニティウォー公開が楽しみ過ぎて辛い。∞ってつけたのもそのせいで意味はない。











【S7最高・最終2106】虚栄バシャナットサンダー

【はじめに】
こんにちは、みそかです。シーズン7、もしくはUSMにおけるシーズン1お疲れ様でした。
今回は自身初となるレート2100を2ロムで達成することができたので簡単に構築を紹介します。メンバーはこちら。

XYから使用されてきた相性補完に優れるバシャナットサンダーという立派な並びはありますが、それはうわべだけで基本的にその3匹をセットで選出することはないため、その実質を欠くという意味で構築名に虚栄と付け足しました。
以下常体で構築の紹介です。

【概要】
まずはじめに今期はS2で最高レートを更新できた襷ランドロスのステロ展開を使おうと思っていので、襷ランドのステロから展開していくエースには環境トップに君臨するメタグロス、ゲンガー、ガルーラ、ボーマンダリザードンなどのメガシンカに対して強いめざ氷もちのメガバシャーモを採用した。次にめざパをサブウェポンに採用したメガバシャーモミミッキュはもちろん、レヒレやドヒド、ラティアスなどのタイプ受けやクレセやカバなどの数値受けで簡単に止まってしまうため、それらのポケモンに後投げから切り返していくことができるナットレイサンダーを採用。そして最後に相手のステロ展開を潰せる水Zゲッコウガと高速アタッカーを先に相手に展開されてしまった際のストッパーとして霊Zミミッキュを構築に組み入れた。
ゲッコウガミミッキュは先制技を所持しており、その技範囲も広いため、バシャーモと合わせた対面的な選出が可能であるとともに、バシャーモが出せない際のエースアタッカーとしても優秀。

【個体紹介】

ランドロスきあいのタスキ 陽気 威嚇
165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
地震 岩石封じ ステルスロック 大爆発
威嚇によるサイクル補助、岩石封じによるS操作、タスキを盾にした殴り合い、大爆発による1:1交換+起点回避などステロ撒きの役割を担わせるには十分すぎる性能をもつ。このように体力が少し残っていればやれることが多いため雑に捨てて良いかどうか慎重な判断が求められた。


メガバシャーモ やんちゃ 加速
155-215(124)-100-181(244)-90-138(140)
フレアドライブ とび膝蹴り めざ氷 守る
H振りガルドをフレドラで確定1発、H252D4程度の耐久のマンダをめざ氷でステロ込み確定1発、1加速でメガライボ抜き抜きの有名な調整の両刀メガバシャ。足りない火力や初速を補うためランドとのセットでの選出がほぼ不可欠。ナットサンダー片方ならまだしも両方と選出することは無い。

ナットレイ@イアのみ 呑気 鉄のトゲ
181(252)-118(28)-183(124)-×-149(100)-22
ジャイロボール タネマシンガン やどりぎのたね 鈍い
調整・配分はカラーさんのものを参照→【SMシーズン6使用構築】攻め思考マンダマンムー【最高2174/最終2161】
バシャーモミミッキュゲッコウガを止めてくるポケモンにめっぽう強い。鈍いはアイヘZガルドやハッサム、マンダやカビゴンとの対面や、ミミガッサなどのごり押しでナットレイを処理しにくる構築に対して有効に機能する。


サンダー@食べ残し 穏やか プレッシャー
193(220)-x-116(84)-146(4)-132(76)-136(124)
10万ボルト どくどく 身代わり 羽休め
H:16n+1 HD:特化アシレZ確定耐え S:最速70族抜き抜き
こちらももはや有名になった調整と型のサンダー。バシャーモゲッコウガが止まる水タイプの処理を務めるほかポリクチ、ブルドヒ、カグヤ絡みに出していく。毒を入れたいポリ2やラティアスなどが後出される際に麻痺が入ってしまうことや、バナバレルに麻痺が入りpp枯らしに不利をとってしまう事態を嫌って電気技は放電ではなく10万。


ミミッキュ@霊Z 意地っ張り 
131(4)-156(252)-100-×-125-148(252)
シャドークロー じゃれつく かげうち 剣の舞

わざわざ語るまでもない強さ。ミミッキュ対面や技範囲重視の霊Zで使用。アーゴヨンをみたら確実に選出する。


ゲッコウガ@水Z 臆病 変幻自在
147-×-87-155(252)-92(4)-191(252)
ハイドロカノン 冷凍ビーム めざ炎 水手裏剣
ステロと相性の良い特殊アタッカー。技範囲とタイプ一致の火力が欲しいので特性は変幻自在。バシャナットが呼び寄せるカバマンダガルドやカバリザルカリオのような並びを崩していく。

【まとめ】
敬体に戻ります。
基本選出はランドロス+クッションとなるナットorサンダー+ゲコバシャミミッキュから一匹というような感じです。
最低限のサイクル要素を取り込みつつ、自分が好きなステロや毒、やどりぎで徐々に相手を削りつつエースの火力を押し付けていくという戦術が主体となった構築で初めての2100に2つのロムで乗れたことを嬉しく思います。また配信内で二度もその瞬間をお見せすることができてよかったです!枠に来てくれた皆さん、ここまでお付き合いいただいた皆さん、ありがとうございました。

【2100達成したとき】

【最終結果】

TNかみなりそり 最高最終:2106
TNみそか 最高:2101 最終:19××

【S6最高2016・最終18××】貧弱マンダサイクル



レート終わり一週間ちょっと前に2000↑にいけた構築をメモ。枠で1900から使った奴。
初めてのマンダ。DT卒業するなら抜きよりも高種族値を活かしたサイクルかな~みたいな。んで弱そうな見た目のやつが集まった。数値じゃなくタイプ相性でサイクル回し。

【メンバー】
ボーマンダ@メガ石 臆病cs
技:ハイボ 流星 放射 身代わり
相手のマンダ(有利対面とられると舞or身代わり)に後出しして殴る。軸。

ミミッキュ@妖Z 意地ab
技:じゃれ 影打ち 剣舞 呪い
相手のZ技吸収。呪い+身代わりや胞子で確実な詰めができる。

ドリュウズ@マゴのみ 陽気has
技:地震 アイへ がんぷう ドリル
ミミッキュの霊Zやテテフのサイキネ×2で混乱実発動する。ドリル回数アップにも役立つ。

ヒトム@スカーフ 控えめcs
技:オバヒ ぼるちぇん めざ氷 トリック
こいつの対処は上から殴ることが一番という認識があるので縛り関係を逆転させるスカーフがよく似合っている。

ドヒドイデ@ヘドロ 図太いhc
技:熱湯 ヘド爆 黒い霧 トーチカ
受け特化よりc振り熱湯ヘド爆で圧力をかけたかったためこのような形です。

キノガッサ@襷 陽気as
技:タネガン マッパ がんぷう 胞子
ガッサはガッサで誤魔化すという意図があっていれた。

【感想】
マンダはなにやらしても、誰と組ませても強い。
朝レート配信で一気に1700まで溶かしてからは最後まで戦い抜ける構築がみつからずそのままシーズンが終わってしまいました。SMでは全シーズン2000↑にのせることはできましたが2100にはかすりもしなかったのでUSMでは念願の2100に手が届くように頑張ります。

【S5最高・最終2010】毒岩スリップバシャカグヤ



今期は案外忙しく構築が練れないなど何かと言い訳してましたが、レート2000にはのれたのでメモとして残します。

ステロをまいてスリップダメージを稼ぎメガバシャを通していくのが好きで、また強いと思ったためコンセプトもそのような感じです。
ステロ撒き+αの仕事をこなしてもらいたかったため耐久にふってヤチェをもたせたガブ⇒バシャが止まる相手を起点にでき全抜きをねらえるとともに陰キャとしての汎用性を落とさないボディパエアスラzやどみがカグヤ⇒相手のステロ展開ににらみをきかせ毒びしを撒くことが出来るゲッコウガ⇒ステロや毒びしを撒いている状況でみがまもや要塞化することでエースとなり得るボルトロスカビゴン という感じで組みました。

以下適当な個別解説
メガバシャーモ
意地 155-233(252)-100-*-101(4)-152(252)
フレドラ/飛び膝/いわなだれ/守る
毒ややどりぎとの相性が良い守るを自然に採用でき、膝外しがなければ雪崩でワンチャンも狙えるエース。

テッカグヤ@ヒコウz
控えめ 173(4)-*-123-174(252)-121-113(252)
エアスラ/ボディパ/やどりぎ/身代わり
臆病では火力に乏しいと感じたのでひかえめCSぶっぱ。ボディパ+ブーストしていればステロ込みで苦手な電気もエアスラ怯みとZで突破できるため、バシャと合わせて構築の強い勝ち筋になる。

ガブリアス@ヤチェのみ
陽気 207(188)-151(4)-120(36)-*-128(192)-148(100)
地震/岩石/どくどく/ステロ
D:C200一致ムンフォ確定耐え
B:特化ミミッキュのじゃれかげ確定耐え
S:準速ミミッキュ抜き
硬いけど遅くて火力がないガブ。初手で対面しやすいゲッコウガには凍らせられたりがんぷうを外したりして安定しなかったが、耐久に厚いため多くの試合でがんぷう+ステロ+耐久ポケに毒を盛るという活躍をこなせる。

ゲッコウガ@襷
陽気 147-147(252)-88(4)-*-91-191(252)
けたぐり/ダスト/どくどく/どくびし
あまりださなかったがダスト、けたぐり、どくどくの警戒が薄くよくささった。

ボルトロス@食べ残し
穏やか 177(180)-*-107(132)-145-137(196)-131
10万/どくどく/守る/身代わり
残飯効率以外適当だがみがわりがポリ2のイカサマ、カグヤのヘビボンを低乱数に抑えられ、他多くの耐久ポケの特殊技を耐えることができる。呪いミミッキュが多く満足に仕事できなかった感じ。

カビゴン@イアのみ
意地っ張り 254(148)-145(12)-117(252)-*-142(92)-51(4)
恩返し/地震/リサイクル/鈍い
配分はこれ⇒リサイクルカビゴン
バシャが重いので先に積んでいれば返り討ちにできる地震を採用しているが、ナットカグヤ意識のほのパンでもあり。



基本ガブ+バシャ+カグヤ
初手に投げられるかもしれないミミッキュが妖Zであればガブが、霊Zであれば影打ちと合わせてゲッコが仕事できず死に、それが速攻負けにつながるので非常に不安定な構築だったと思います。

今期は構築が定まらず、この構築で潜ると決めてレートにのぞんでも2000チャレを何度も何度も失敗するなど本当に苦しいシーズンでした。S6がサンムーンレート最後の環境になると思うので全力で楽しみたいですね。