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好きな人や物が多過ぎて 見放されてしまいそうだ

俺的アクション映画10選

何かと鬱憤がたまるこのご時世、現代社会を生きる人々にとってストレスとの上手な付き合い方は永遠の課題だろう。そこで今回は、そんな苛々やストレスの解消にピッタリなアクション映画をテーマに取り上げる。王道かつ誰にでもおススメできるような作品10選だ。


以下順不同。詳細なあらすじはリンク先を参照。

1.ザ・ロック(1996)


脱出不可能な監獄島"アルカトラズ"を舞台にテロリストとの鬼気迫る攻防を描くサスペンスアクション。現代のCGにも劣らない迫力あるアクションとそれを盛り上げる重厚な音楽に痺れること間違いなし。軸となるのは正義を問う人間ドラマ。個性派揃いの名優が演じる登場人物は三者三葉で、それぞれが戦いに抱く信念とその行動に胸を打たれる。古き良きアクション映画の金字塔。

2.マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015)


第88回アカデミー賞で数々の部門を受賞した、最狂世紀末アクション。爆炎、暴力、派手なガジェットにキャラクター...。そこに合わさるエレクトロニックな曲が視聴者をディストピアへ引きずり込む。あとはもう何の説明もいらず、作品が放つ迫力にただただ身を任せるだけで良い。邦題のサブタイでめちゃくちゃ損してるのが唯一残念なところ。

3.007 カジノ・ロワイヤル(2006)


本作を傑作たらしめているのは、6代目ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグの洗練された色気ある演技だ。手に汗握るアクションやカジノでの緊迫した駆け引きには泥臭さやスマートさが入り乱れているものの、一貫してカッコいいボンドの姿が映し出されており、予測不可能なストーリー展開も相まって飽きることがない。そして極めつけは最高の演出のラストシーン。初見では鳥肌が立つこと必至だろう。ノー・タイム・トゥ・ダイの公開が楽しみ。

4.96時間(2008)


強い父親が娘を助けに奔走する。ただそれだけ、ただそれだけなのだが、無駄のないテンポと爽快なアクションが見る者の心を魅了する。素晴らしい娯楽作品。

5.ボーン・アルティメイタム(2007)


記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンを主人公としたシリーズの第3作目。シリーズ特有のシリアスなムードはもちろん引き継ぎつつ、疾走感あふれるアクションシーンは格段にパワーアップ。目まぐるしく切り替わるカットの中繰り広げられる追走劇は素晴らしく、他のアクション映画が退屈に思えるほど。単体でも面白いが、前2作を鑑賞のうえで視聴した方がベター。

6.ジョン・ウィック:パラベラム(2019)


キアヌ・リーブス演じる、伝説の殺し屋の復讐劇を描くシリーズ3作目。見どころはシリーズを経るごとにアップデートされていく豊富な殺人のバリエーションの数々で、今作ではもはやそれが芸術の域に達している。アクションのアイデアとキアヌの体力が尽きない限り、このシリーズは続くのではないだろうか。最初から最後までノンストップの戦闘シーンが繰り広げられるため、知能指数を下げて映画を見たいという人におススメ。

7.ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)


大人気カーアクション映画「ワイルド・スピード」シリーズの第7作目。華麗な肉弾戦や車がぶっ飛ぶド派手なカーアクションは瞬き不可能で、視聴者の理性までもぶっ飛ばす。更にジェイソン・ステイサムが最強の敵として出演するのだから、もう面白くないはずがない。ただ何よりも本作を語るうえで欠かせないのは、ブライアンを演じた故ポール・ウォーカーに捧ぐ粋過ぎるあの演出。ワイスピをよく知らない人も必見の、紛うことなきシリーズ最高傑作。

8.イコライザー(2014)


表向きはホームセンターで働く真面目な従業員。しかしその裏の顔は正義を執行する凄腕の殺人マシーンだった...。主人公が容赦なく悪を打ちのめしていく姿は惚れ惚れするほどスマートで美しい。ド派手なアクションはなく、展開も単純明快なのだが、デンゼル・ワシントンの演技とキャラクター描写が物語に深みを出している。理屈抜きに楽しめる、勧善懲悪ものの大傑作。

9.ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018)


世界的に有名なスパイアクション映画「ミッション:インポッシブル」シリーズの第6作目。騙し騙される、シリーズ愛の詰まった怒涛のストーリーと、CGやスタントを極限まで抑えた不可能を超えるアクションの連続は、視聴者に一瞬たりとも息つく暇を与えない。大興奮の今作は、劇場で見てこそエンターテイメントの臨界点を突破するのだが、今となってはその刺激を共有できないのが本当に無念だ。トム・クルーズが注ぐアクションの情熱に満ち溢れた、圧巻の超大作。

10.ダイ・ハード(1988)


「地上40階!超高層ビルは戦場と化した!」

原点にして頂点。結局ダイハード。練りこまれたシナリオ、小気味良い言い回しの数々、キャラが立つ登場人物たち、スリリングなアクション...何をとっても文句の付けようがないほど素晴らしい。時代を超えても色あせない不朽の名作。


以上10作、みる者を虜にし、日常を忘れさせてくれるおススメの作品を取り上げてみた。もちろんこの他にも、面白いアクション映画は数多く存在する。ぜひその目で見て、感じて、素晴らしさを味わってほしい。アクション映画の魅力とは、いくら言葉を紡いでも語り尽くせるものではないのだから。